きみにとどく秘密のハレルヤを

柳原幼一郎初のソロアルバム「ドライブ・スルー・アメリカ」収録の「HALLELUJAH」は、レナード・コーエンの曲に彼が作詞(訳詞ではない)をしたものだ。月や星の歌ばかりうたっているのにまた地面の上で眠る無口な夜にのどをつまらせぼくのこわれたハレルヤ…

ねむりのなかをおねむりよ

安眠へのよるのおんがく。「ばいばいばく」。 やっぱり91年クラウン発売の「海にうつる月」のカップリングでしか音源がないんでしょうか。 セドリは良いけど、せめてHARD-OFFのシールははがしておけと。 ばいばい おやすみ もうねよう かなしい夢ならばくに…

「室温〜夜の音楽〜」ケラリーノ・サンドロヴィッチ

映像を見る手段がないので脚本を読んだ。「いわしのこもりうた」「夜のおんがく」収録の8cmCDつき。個人的に、「室温〜夜の音楽」のサントラは他収録の曲が多く「おるがん」の合唱アレンジなどもいまひとつ突き抜けてないので、「夜のおんがく」の音源…

とにかく健康で なによりとぼくは思い

滝本晃司のハンサムぶりについて。 「たま」後期、マキシシングル「ゆめみているよ」や「汽車には誰も乗っていない」などは、収録曲も個々人の作詞・作曲・全演奏のものが増え、ソロのオムニバスっぽくなっている。この時期のライブがどのような感じだったの…

忘れられない夜はあの夜の 満月小唄が聞こえるよ

「満月小唄」の話。「たま ナゴムコレクション」収録*1の方。 「きゃべつ」収録のは音が流麗で叙情的。こちらは、素朴で直情的。正調の美と乱調*2の美。 演奏はシンプルに始まるが、月の市場で売られてる〜…の前あたりから、間奏部分のパーカッションが、ツ…

ねぇおつきさん どこにいけばいいの

ケラの「室温」が見たい。舞台が見たい。ドラマでもいい。しかしなんかケラは苦手そうな気がする。そして手段もない。 あのストーリーでどうやって「おるがん」を使っているのか。浮かなかったのか。 結成十八年目だかにして初めて固く抱きしめあったという…

息吹きかけて ギョーザを食べて

宝島で90年ごろから連載されていた「たまぷくろ」。連載開始当初のものをよみましたが、やっぱり“四人はアイドル”の時代です。 ヤナさんのスカートぶり*1や、Gさんとヤナさんの妙なツーショットや、ちくさんとGさんへの疑惑などがとてもアイドル。かわいい…

まっくろしろくろけ

音楽配信で「たま」の五枚目あるばむ「ろけっと」を買ったら、歌詞カードがない。ので、いちばん知りたい「教室」の、あいうえお掛け合いの書き起こし。 あさがお あおむし いしころ いもむし うろこぐも うえきばち えんぴつ えんとつ おりがみ おばさん か…

たてがみ燃やし町を焼く

ヤナさんのことばはいいなぁ。満月小唄は、凄いぜ。 私は彼の「うそつきのプラネッタリウム」な世界観がとても好きです。「おるがん」を弾くヤナさんはすてきなのです。と、名曲「おるがん」のひとつの勝手な解釈をしてみる。

まいにち蟻ばかりかんじょおしている

おしのことばでしゃべるんだあっさりと、深い歌詞です。東京パピーが何なのかはしらねど。 石川浩司氏のHPの日記の中に、「存在しない人が、笑う」という一文があって、それにもびびっときました。 おしのことば。……おしのことば。 そして、野田秀樹(NO…

3 〜遠い昔のぼくらは子どもたち〜

「たま」は、ライブでビートルズの「GIRL」をカバーしたことがある。 カバーといっても、四人がそれぞれ自分のパートの部分に作詞(訳詞、ではない)して歌ったものだ。四様の個性を比べて見て取れる、面白い歌詞である。 柳原 「しだれ柳の葉っぱの向こうで…

2  〜気持ちはいつでもとっても不安定 〜

「たま」は、愛されていた。 メジャーにではなく、彼らをいとしむ彼らのファンに。 さてそれがどういう人々なのかと考えてみるに、これがわからない。私などが推測するのも実際、不遜な話だとも思う。 「たま」は、もともとソロ活動をしていた四人組が「へん…

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「たま」というグループがいた。「野良猫に“たま”とか勝手に名前を付けるでしょう、そんな感じ」で名付けられた、それぞれソロ活動をしていた四人組のユニット。「平成」という言葉を一番はじめにタイトルにつけたことが売りの「三宅裕司のいかすバンド天国…

 「でんご」ってなあに?

「たま」のアルバムタイトル。ねこばば、たゆたひ、しおしお、さるぼぼ、なんかはわかるんだけども「でんご」とはなんでせう。 でんごをいろいろ変換してぐぐってみてもよくわからないんですが、「佃語」で調べたときに「佃語健忘症」というキィワードにでっ…