「たま」への随想

3 〜遠い昔のぼくらは子どもたち〜

「たま」は、ライブでビートルズの「GIRL」をカバーしたことがある。 カバーといっても、四人がそれぞれ自分のパートの部分に作詞(訳詞、ではない)して歌ったものだ。四様の個性を比べて見て取れる、面白い歌詞である。 柳原 「しだれ柳の葉っぱの向こうで…

2  〜気持ちはいつでもとっても不安定 〜

「たま」は、愛されていた。 メジャーにではなく、彼らをいとしむ彼らのファンに。 さてそれがどういう人々なのかと考えてみるに、これがわからない。私などが推測するのも実際、不遜な話だとも思う。 「たま」は、もともとソロ活動をしていた四人組が「へん…

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「たま」というグループがいた。「野良猫に“たま”とか勝手に名前を付けるでしょう、そんな感じ」で名付けられた、それぞれソロ活動をしていた四人組のユニット。「平成」という言葉を一番はじめにタイトルにつけたことが売りの「三宅裕司のいかすバンド天国…