花嫁はよそに売られたよ 金襴緞子で首絞めて

私がもんのすごく大好きな「満月小唄」の、「さるぼぼ」収録バージョンや、「ふたたび」バージョンを聞いたのです。
あの曲のいわくいいがたい魔力はなんなんでしょうか。歌詞やアレンジがいくら変わっても、その言葉ひとつひとつ、メロディラインそれぞれが実に、夢のように魅力的なんです。ですってば。
「忘れられない七月の月の夜」とか!
「あの娘の筋肉すてきだぜ 今日のセリでは高値を呼んだ 明日のことは知らないけれど」とか!*1
うーむ。すてきだぜ。竹中労さんが「たまの本」で、「活字は歌わず、ぼくはもどかしい。」と書かれていましたが本当にそんな感じ。ステキさを伝えきれないもどかしさでいっぱい。

最近は、「そのろく」を聞けたり、やなさんの「ONE TAKE OK!」が超かっこよかったり、滝本晃司さんのソロ一枚目「空の下」なんかもぎりぎり手に入ったりしてとてもうれしいです。必要なのはお金じゃなくて、やっぱり探してみることと色々なつながりなのだなあと。
わたしはしあわせものです。ありがたいのです。
しかし、全部同期してウキウキ気分でiPodを聞こうとしたらイヤホンジャックがぶっこわれていました。片っぽからしかおとがでないの。
ぎいー。「ワルツ覚えて」のやなさんのモジャモジャした似非フランス語が聞けないじゃない。ひるね版「かなしいずぼん」のGさんのコーラスがきけないわ。
iPodの操作性や機能や外観やもろもろはシンプルでわたくしとっても好きなのですが、どっかがちょっとでも壊れたら新しいの買わなきゃいけないレベルのもったいなさはどーにかなんないのだろうか。まあ、ポータブルプレイヤーなんてもともとそんなもんなのかなー。
元来あまり音楽を聴くタイプの人間ではなかったのでよくわかりません。
というわけで二年とちょっとの間ありがとうさようなら第五世代30GB、こんにちはクラシック新世代。となりそうです。やはり80GBにしておくかね。重いし。

……二年かー。どうなんだろうかー。

*1:さるぼぼ