いつかひとりでいっしょに水の上をあるこう

どうにも知久寿焼氏のうたは、ブラックわらべ唄というか、夕ぐれの色が恐ろしくきれいに見えた幼き頃の不安や楽しさをちくちく刺激するのですが、こと「たま bestselection」に収録されてる「あるぴの」はすんごいと思うのです。あんなにやさしくて、さびしい歌もなかなかないですよ。
どこまでいっても空と地面のあいだでぼくらはおなじところにいるよ。
「いっしょ」ってほんとうは距離も時間も、もしかしたら生死すらも関係ないことなのかもしれないねえ。
それって、すごくやさしいじゃないか。そして、すごくさびしいことでもあるじゃないか。