まいにち蟻ばかりかんじょおしている

おしのことばでしゃべるんだ

あっさりと、深い歌詞です。東京パピーが何なのかはしらねど。
石川浩司氏のHPの日記の中に、「存在しない人が、笑う」という一文があって、それにもびびっときました。
おしのことば。……おしのことば。


そして、野田秀樹(NODA‐MAP)の「半神」を見たら、深津絵里
「孤独って、素敵なんでしょう!?」に鳥肌が止まらない。

原作(萩尾望都)の、

愛よりももっと深く愛していたよ、おまえを
憎しみもかなわぬほど憎んでいたよ、おまえを
こんな夜には涙が止まらない

にも鳥肌が立ったものです。

孤独であることのしあわせ。
二分の一+二分の一=四分の二。
おもしろいなあ。
野田秀樹の芝居はいい。「贋作罪と罰」、「走れメルス」、「野田版研辰の討たれ」、「野田版鼠小僧」は実際に見にゆきました。演劇イヤーだったのです。
「小指の思い出」「ゼンダ城の虜」「贋作桜の森の満開の下」はビデオで。結構見てるな、おい。

  • いいえ「そう」じゃあないの「嘘」なのよ、ぼくの口からでなくあなたの口から言ってほしいんです
  • 彼の方角と書いて彼方と呼ぶ、だからお前のいるところは、これからはいつも私の彼方よ。
  • 少年はいつも動かない、世界だけが沈んでゆくんだ。

彼の言葉遊びはうつくしく、凛としていて、とてもはかない。